子供の感性

オリンピックとパラリンピックが無観客にて開催された2021年の夏。皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

7月8月は小学生や中学生であれば夏休み期間ですね。本来はプールや帰省、遊園地など様々なところへ遊びに行って思い出を作るのだろうと思いますが、この夏はそれも難しそうです。

幼いころ、夏休みの日記に目立つ思い出を書きたい！という思いがあり、休みの度水族館に連れて行ってもらった記憶があります。その影響か今でも水族館が大好きで、度々通っていたのですが、その中で子供の感性が素晴らしいな～と思った出来事を思い出しました。

ペンギンが空を飛ぶ某水族館のコウイカの展示コーナー。（コウイカはイカの仲間です。）
展示の前には親子連れがおり、私はその横で別の魚を見ておりました。すると、その子供が
「見てー！バイバイしてる！」
と楽しそうに話すのが聞こえました。イカが手を振る？いや触手を振る？それをバイバイと呼んでいるのかなと、チラリと横目で見ると、どうやら胴体部分についているヒレを動かし泳いでいる姿がまるで手を振っているものに見えた様子。
「バイバーイ！」
イカを十分堪能したあと、子供は嬉しそうにイカに手を振りながら去っていきました。
ヒレを一生懸命に振って泳ぐ姿を、手を振っている様子に捉えるのか…大人の私にはない純粋な感性に、とてつもない愛おしさと感心を覚えました。

なかなか出歩く機会が減った今でも、子供のような純粋な感性を持って色々な角度から日々を楽しみたいものです。

来年の夏休みはまたあの水族館に足を運んで、コウイカに会えたらなあ、と残暑に思うのでした。